NISA(ニーサ)って何?!株初心者でもすぐに分かるNISAの解説と手続きの手順

NISA(ニーサ)とは、2014年から新しく導入された株式の仕組みの1つで、少額投資非課税制度のことです。通常、株式から得た利益に対しては20%の税金がかかりますが、NISA(ニーサ)は600万円までの投資枠から得られた利益が非課税になります。2023年までの制度です。

2014年~は年100万円でトータル5年間非課税対象でしたが、2016年~は年120万円まで非課税対象となるため、2016年からNISA(ニーサ)を始めた人は600万円までの投資枠から得られた利益が非課税となります。



NISA(ニーサ)の4つのポイントを学ぼう


  1. 非課税対象は上場株式・株式投資信託の譲渡益、配当金等です
  2. 対象は日本に住む20歳以上の方(最近は0歳からのNISA口座も登場)
  3. 最大600万円の投資額に対して、最長5年間が非課税になります
  4. NISA(ニーサ)口座は1人1つだけ
  5. 株式の取引手数料無料!

非課税対象は上場株式・株式投資信託の譲渡益、配当金等です


 NISAで非課税対象となるのは譲渡益、配当金ですが、実際に非課税にするには、「株式数比例配分方式」に登録しておかなければいけません。

 「株式数比例配分方式」とは、株式の配当金等を配当の権利確定時におけるお金に応じて、証券会社の口座で受け取る方式のことを言います。つまりSBI証券の口座にお金が入る方式にしておかないとNISAの非課税対象に出来ないので、郵便局や銀行等で利益を受け取ることは出来ない仕組です。

  対象は日本に住む20歳以上の方、ジュニアNISAなら0歳からでもOK


NISA口座を開設する年の1月1日に満20歳以上で日本在住の方ならNISA口座を作ることが出来ます。2016年からは0歳〜19歳まででも口座開設出来るジュニアNISA口座が作れるようになっています。
ジュニアNISAについて補足すると、年80万円、最長5年間で400万円までの投資額から得た利益が非課税対象となります。NISAと違い住民票なしで、マイナンバーカードのみで開設出来ます。

ジュニアNISAの問題点を見つけました

  • 2023年までの制度
  • 金融機関の変更は出来ず、引き出しも18歳以上になるまで不可能
  • 親権者しか引き出し出来ません
ジュニアNISAの本来の目的が学資保険のような扱いなので、資金の引き出しに制限をかけているのかも知れませんが、普通のNISAと比べると少し扱いにくい感じです。

最大600万円の投資額に対して、最長5年間が非課税になります


非課税対象期間は5年間です。2014年に口座を作った方は2018年までが対象です。2016年に口座を作った方なら2020年までが非課税対象になり、2016年度からは年120万円までの投資額に増額されているので5年間で600万円までの投資額から得た利益が対象になります。


NISA(ニーサ)口座は1人1つだけ


同時に複数の金融機関でNISAの口座を開設することは出来ません。


株式の取引手数料無料!


NISA口座で株式の取引をすると売り買いにかかる手数料が無料になります。これは少額投資をする私たち投資初心者にとって大きなアドバンテージになります。
SBI証券でアクティブプランでの取引なら103円(税込)かかる取引手数料が無料になります。

NISA(ニーサ)のデメリットは何かあるのか探してみました


NISAは株式で利益が出ている時には、非課税になりとてもお得なのですが、問題は損益がでた時です。

NISAの口座の株式で損益がでて、通常口座の株式で利益がでた場合、もし両方とも通常口座であるのなら損益通算という仕組みで、利益-損益をして残った利益に対して課税されます。
この損益通算という仕組みはNISA口座には適用されないので、通常口座で得た利益からNISA口座の損益を引くことができないので、通常口座の利益に課税された後でNISA口座の損益が引かれる形になってしまうので、課税対象の金額が大きくなり少し損をしてしまいます。

株式や投資信託は、100%儲かるものではないので、損益がでたときのデメリットも知って
おかないとせっかくの資産が無駄に目減りしてしまいます。

NISA口座開設には住民票が必要です


NISAの口座開設の条件に日本に住んでいなければいけないので、日本に住んでいる証明書として住民票が必要です。住民票は市役所や支所に取りに行かないといけないので手間も時間もかかります。SBI証券のNISA口座開設なら、住民票を代行して取得してくれるキャンペーンがあるので助かります。キャンペーンなので一時的なものですから、口座開設する人はキャンペーンを狙って契約するといいですね。

SBI証券で口座開設した時に送られてくる本人限定受取郵便物の封筒の中にNISAの手続きについての申請書や住民票代行取得サービスの手続き方法の用紙が同封されていますので、安心して手続き出来ます。


NISA口座開設の手続きの手順


SBI証券の口座開設時に一緒に同封されていたNISAへの申込用紙を使い、NISA口座開設する手順を紹介します。封筒に同封されていたNISA口座開設のための書類は4枚ありました。


  • NISA申請書
  • 住民票取得代行サービスの委任状
  • NISA申込手順の書かれた用紙
  • NISAの制度の概要が書かれた用紙
  • 返信用封筒
まずは「申請書」に名前を記入し、住所等の間違いがないか確認します。
次に「住民票取得代行サービスの委任状」に記入年月日、氏名、住所を記入し印鑑を押します。

「申請書」と「住民票取得代行サービスの委任状」の用意が出来ましたら、後は本人確認書類の用意だけです。

  • マイナンバーカードを持っているなら、カードをモノクロコピーして下さい。必ず表裏両面のモノクロコピーが必要です。
  • マイナンバーカードを持っていない時は、マイナンバーカードの通知カードと運転免許証等の写真付き本人確認書類を裏表両面をモノクロコピーして下さい。
  • 運転免許証等の写真付き本人確認書類がない場合は、健康保険証等の写真のない本人確認書類が2種類必要です。


写真付き本人確認書類
写真付き本人確認書類
運転免許証のコピー
在留カードのコピー
特別永住者証明書のコピー


写真なし本人確認書類
写真なし本人確認書類
各種健康保険証のコピー
各種年金手帳のコピー
6ヵ月以内の印鑑登録証明書のコピー
6ヵ月以内の戸籍抄本のコピー
6ヵ月以内の住民票の写しのコピー


各コピーはA4用紙にでもモノクロコピーし切り取らずにそのまま封筒に入れて返信します。
「申請書」と「住民票取得代行サービスの委任状」「本人確認書類のコピー」を揃えて返信封筒に入れてポストに投函すれば申込手続き完了です。

私はNISA口座を、申し込みしてから10日ほどでメールにて手続き開始の案内が来ました。
ここから、住民票代行取得に2〜3週間かかり、その後、SBI証券が税務署に手続きを済ませ、税務署からNISA口座開設の連絡が来るまで1〜2週間とかなり時間がかかります。
急いでいる方は住民票の代行取得はしてもらわない方がいいと思います。

結局口座開設ができたのは1ヵ月半ほどかかりました。